こんな私だけど、絶対幸せになってやる!
スイーツ(笑)向けの映画って、なんであーゆープロモーションをするの?ばかなの?死ぬの?
あれを見て「ああ!この映画絶対見たい!」って思う女性が本当にいるの?
レベッカ・ブルームウッド25歳。夢はファッション誌の編集者。憧れのNYライフを満喫している彼女の最大の悩みは・・・お買いものがとまらない!
こんな私だけど、絶対幸せになってやる!
「お買いもの中毒な私!」って映画のCMをよくみるけど、だいたい上のような感じの、ちょっと舌足らずなナレーションが入る。この最後に唐突に入る「こんな私だけど、絶対幸せになってやる!」ってフレーズがいい感じのスイーツ(笑)臭を放っていてたまらない。
これが最後に入ると、どんなに深刻な内容でもスイーツ(笑)映画になるんじゃないだろうか?
チェコからの移民セルマは、工場で働く一児の母。唯一の楽しみはミュージカルという空想の世界を創りあげること。遺伝性疾患のため衰えていく視力と闘いながら、同じ病に侵された息子の手術費用を稼ぐため身を粉にして働く毎日。
ところがある日、セルマは謂われのない殺人の罪を着せられてしまう・・・!?
こんな私だけど、絶対幸せになってやる!
いいえ。
あなた、絞首刑にされますから(笑)
観た者を号泣の渦に落とし、トラウマを植え付けまくるあのダンサーインザダークでも「前向きな私の、幸せ探しの日々」的な安っぽい感じになってしまう。
人生において、なにか深刻な事態に直面した時に
「こんな私だけど、絶対幸せになってやる!」
ってつぶやくと、深刻さがいくぶんかやわらぐのではないか?