メガネにハマる。

気晴らしにメガネを買った。いろいろ買った。通販、1プライス、3プライス、セレクトショップ、中古といろいろ渡り歩いた。これについては別で詳しく書こうと思ってる。で、いろいろみているうちにすっかりメガネ関係にハマってしまい、年2回発行のムック形式の眼鏡雑誌があることを知った。去年発売のものになるけど、最新号を買ってみた。眼鏡beginとモードオプティーク。眼鏡beginは普通のメンズファッション誌みたいだ。「みたいだ」というが、ぼくはメンズファッション誌なるものを買ったことも読んだこともない。ないけども、きっとこんな感じだろうって雰囲気がした。メガネに合わせたファッション指南記事とかあるし。電車の中で読んでいて、あまりの気恥ずかしさに閉じてしまった。キモヲタブサメンが読むものではない。ぼくなど電車の中では携帯で2ちゃんをチェックしながら「情弱!」とか「マジキチ!」とか「メシウマ!」とかひとりごと言ってるのがお似合いなのだ。いずれにしても人前で読むんだったらメガネだけなくもう少し服装にも気を使うべきだと思った。


ところでぼくが眼鏡雑誌に期待してたのは、メガネの機能美的なものにスポットを当てた記事だった。いま黒ブチメガネが流行っていて、原宿青山あたりを徘徊してるイケメン黒ブチ軍団はほぼ度なし伊達メガネだという。ここまでくると完全にアクセサリーで、ファッションアイテムとしてのメガネにスポットが当たるのは仕方ないのだろうが、ほぼファッション誌だったのは少し期待はずれだった。なんだろう、メガネってのは感覚的に時計に似てると思う。ファッションで付ける場合もあるだろうが、男性の場合は腕時計の機能美にほれ込む場合が多いはずだ。メガネも機能的であってはじめて美しいのだと思う。ファッションのための伊達メガネって・・・時計に例えるならロレックスだけど中身入ってないから動きません、って感じじゃないだろうか。度を入れるか、せめてグラサンにしろといいたい。


で、今回いろいろ買った中でお気に入り。

ベルギーのTheo。EYE WITNESS PA。機能機能といっておいて、STARCK EYESの360度回る蝶番とか、ic! berlinのネジを使わないメガネなどには目もくれずデザインで選んでたりする。わりと奇抜だけどかけるとそうでもない。もちろんバリバリ度が入ってる。道具として使ってこそのメガネ。


雑誌の話題に戻る。読み物記事。メガネスーツカフェなるものがあると知って笑った。池袋にあるそうなので、腐女子ターゲット執事喫茶の派生パターンかな。はじめてのお客さんは、先輩社員とか、クラアントとか自分の役割を決めて社員証を作るらしい。凝ってる。興味が出たのでググった先で写真を見た。スーツの着こなしと髪型がホスト風。残念。メガネスーツ萌えのニーズを微妙に外している気がする。なんかもっと普通にサラリーマン風がいいと思うのだけど。ぼくはメガネっ娘萌えだけど、いちばん萌えるのは割と化粧っ気のない地味目の黒髪ストレートのメガネっ娘だと思う。素朴な素材がメガネという花を添えることで、隠れていた魅力が現れるのに萌えるのであって、はじめからデコレートされて完成されたものにメガネを添えても過剰装飾でしかないと思う。メガネ男子でも同じことじゃないのかなと思うのだけど、でもやおい同人誌の美化っぷりを考えると、腐女子のニーズは違うのかもなぁ。


ところでメガネ関連のウェブサイトは、いまだにフレームで切った左カラムに大味なメニューをだしたりするショボサイトか、強制フルスクリーンになってフルフラッシュでドーン!かの両極端パターンが多い。なんで? どちらにしても物凄く見づらい。SEO対策も全然で、ブランドのオフィシャルサイトより、それを販売している地方のメガネ屋さんのブログが上位にあったりする。ぼくの本職がWEB制作系なので、この5年くらい遅れている感がどうも微妙にイライラする。もっとWEBに力いれてください。

眼鏡 Begin vol. 5 (別冊Begin)

眼鏡 Begin vol. 5 (別冊Begin)